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入稿データをZIPにまとめるときの注意

ZIPが作れた時点では未完成です。不要ファイルを除き、二重フォルダを防ぎ、別環境で解凍してからアップロードする実践手順を紹介します。

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この記事で整理する判断の流れ
  1. 1圧縮専用の提出フォルダを作る
  2. 2ZIP化の前後を数で比べる
  3. 3別の端末を想定した解凍テスト

入稿ZIPの完成条件は「圧縮できた」ではなく、「新しい場所へ解凍した中身だけで、印刷対象を迷わず確認できた」です。圧縮前のフォルダに旧版や作業メモが混じっていると、ZIPにもそのまま入ります。確定提出物を隔離してから作業します。

圧縮専用の提出フォルダを作る

  1. 確定した本文、表紙、必要な指示書だけを新規フォルダへ複製する。
  2. ファイル数、総ページ数、版番号を指示書に記録する。
  3. 隠しファイル、サムネイル、ショートカット、旧PDFがないか表示設定を変えて確認する。
  4. 印刷所指定の文字種、容量、フォルダ階層に合わせて名前を整える。

命名規則から見直す場合は入稿ファイル名とフォルダ構成に戻ります。制作元データや保管用バックアップは、提出フォルダへ入れません。

ZIP化の前後を数で比べる

圧縮直前にファイル数と各ファイルの容量を控えます。ZIPを作ったら、元フォルダとは別の新しい場所へ解凍し、解凍後の数と容量を照合します。本文PDFを先頭、中間、末尾のページだけで済ませず、ページ一覧で欠落や順序を確認してください。

  • ZIPを開いた直下の階層が受付例と同じ
  • ファイル名が文字化けしていない
  • PDF、画像、指示書がすべて開く
  • リンクファイルやクラウド上だけの仮ファイルがない

別の端末を想定した解凍テスト

制作ソフトの一時情報がなくても成立するかを見るため、可能なら別の端末または別ユーザー環境で解凍します。PDF内の画像やフォントは外部ファイルへ依存していないか、画像入稿なら拡張子と実形式が一致するかを確認します。最終PDF自体はプリフライト項目で再点検します。

ZIPの中を直接直さない

圧縮ファイルを開いた画面で一部だけ差し替えると、更新漏れや重複が起こりやすくなります。修正が出たら提出フォルダへ戻り、版番号を上げ、ZIPを最初から作り直します。同じ名前のZIPを上書きせず、どの版を送ったか記録します。

アップロード直前の判定

  • 解凍後のファイル数が圧縮前と一致した
  • 本文の全ページと表紙が開けた
  • 容量上限と対応形式を印刷所の案内で確認した
  • チェックサムまたは版番号で送信版を識別できる
  • 確定版のバックアップを提出場所とは別に保存した

アップロード後に受付画面へ表示される名前と容量も見比べ、送信完了通知を保管して初めて提出完了とします。

一次情報

制作前に確認する公式資料

仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。

リンク確認日: 2026.08.31

よくある質問

ZIPの中に作品名フォルダを一つ入れてもよいですか?

印刷所が指定する階層に従います。アップロード後に自動でフォルダが加わる場合もあるため、二重階層にならないよう受付案内の例と見比べてください。

圧縮率を高くすれば容量上限を超えずに済みますか?

PDFや画像は既に圧縮されていて、ZIPで大きく減らないことがあります。品質を落とす前に、不要物の混入と印刷所の容量上限・別送方法を確認します。

パスワード付きZIPで送ったほうが安全ですか?

入稿システムがパスワード付きファイルを処理できない場合があります。独自に設定せず、印刷所が案内する送信方法とセキュリティ手順を利用してください。