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原稿サイズと仕上がりサイズを合わせる方法

原稿サイズ、仕上がりサイズ、塗り足しの関係を解説。A5の具体例を使い、縮小されないPDFの作り方と本文・表紙で異なる寸法確認を整理します。

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この記事で整理する判断の流れ
  1. 1三つの境界を区別する
  2. 2A5本文の具体例
  3. 3本文を合わせる順序

仕上がりサイズは製本後のページ寸法、原稿サイズは制作データの寸法です。制作データ自体のページ寸法は注文商品の指定へ合わせ、そのうえで紙端まで続く写真や背景だけを塗り足し線まで延長します。文字だけのページでも、指定テンプレートのページ寸法を自己判断で変えません。

三つの境界を区別する

  • 仕上がり線:完成した本の外周
  • 塗り足し線:背景を仕上がりより外へ延ばす限界
  • 安全域:切れてはいけない要素を収める内側

塗り足しは重要内容を置く場所ではありません。断裁がずれても白地が出ないよう背景を余分に続ける領域です。

A5本文の具体例

A5の仕上がりは148×210mmです。四辺3mm込みの154×216mmデータを指定する商品なら、ページ寸法をその指定へ合わせ、全面画像があるページだけ背景を塗り足し端まで延長します。148×210mm入稿を指定する商品もあるため、絵柄の有無だけでページ寸法を自己判断しません。判型は本のサイズの選び方で先に決めます。

本文を合わせる順序

  1. 印刷所、商品、判型、綴じ方向を決定する
  2. テンプレートからページ寸法を読む
  3. 制作ソフトの文書サイズをミリで設定する
  4. 文字やノンブルを安全域へ移す
  5. 端まで印刷する画像を塗り足し線まで延ばす
  6. PDFを書き出し、そのページ寸法を検査する

PDF化で縮小されないようWordのPDF化手順も確認します。

表紙は別に計算する

表紙は表4、背、表1を横につないだ寸法へ塗り足しを加える形式が一般的です。背幅は本文ページ数、本文用紙、製本方式で変わります。表1と表4が各148mmでも全幅は296mmではなく、背幅と左右の塗り足しが加わります。商品専用テンプレートを使います。

サイズ違いの失敗

  • A4文書をA5へ自動縮小し、文字も小さくなる
  • 仕上がりまでの画像を端に置き、白い筋が出る
  • 塗り足しへ番号を置き、断裁で欠ける
  • 本文増加後も古い背幅の表紙を使う
  • プリンター用紙だけ変え、PDF寸法を見ない

画像寸法を変えたら必要な画像解像度も再計算します。

寸法の最終照合

  • 注文、テンプレート、本文PDFの判型が一致する
  • 塗り足しの有無と幅を商品仕様で確認した
  • 重要要素が安全域に収まる
  • 表紙へ最新の背幅が反映されている
  • PDF出力の拡大縮小率が100%である

見た目ではなくミリ数で照合し、異なれば入稿先へ確認して文書設定へ戻ります。

一次情報

制作前に確認する公式資料

仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。

リンク確認日: 2026.08.31

よくある質問

A5本文は148×210mmと154×216mmのどちらですか?

印刷所と誌面内容によります。仕上がりは148×210mmで、四辺3mmの塗り足しを含める指定なら154×216mmです。

塗り足し部分に文字を置いてもよいですか?

置きません。塗り足しは断裁で失われ得る領域です。文字や顔、ロゴは仕上がり線より内側の安全域へ置きます。

A4原稿をPDF出力時にA5へ縮小できますか?

文字、線、画像、余白も縮むため推奨しません。文書自体をA5へ設定し、改ページと画像品質を確認して100%で出力します。