原稿の次で止まっている人へ。必要な工程だけ外注できます。

扉・中扉・口絵の違いと入れ方

扉・中扉・口絵は目的が異なります。必要なものだけを選び、右左の開始面、カラー部分、意図的な白ページまで台割に組み込みます。

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この記事で整理する判断の流れ
  1. 1役割を一行で定義する
  2. 2台割へ開始面と色を記録する
  3. 3短編集での整理例

扉・中扉・口絵は見た目ではなく役割で選びます。扉は本全体や主要作品の入口、中扉は章・部・収録作品の区切り、口絵は絵や写真を独立して見せるページです。すべてを入れる必要はなく、読者にどの切り替わりを伝えたいかで構成します。

役割を一行で定義する

  • 扉:書名や作者名を示し、本文世界へ入る間を作る
  • 中扉:別作品や大きな部の開始を明確にする
  • 口絵:本文とは別の密度でイラストや写真を鑑賞させる

同じような題名ページを連続させると、読者はどこから本文か迷います。それぞれを採用する理由と掲載情報を台割へ書き、役割が重なるものを削ります。

台割へ開始面と色を記録する

右綴じ・左綴じで、読者が最初に見る面が変わります。扉を必ず特定の側から始めるなら、その前に白ページが必要かを含めて台割へ置きます。カラー口絵は本文と印刷条件が異なることがあるため、利用する印刷所の商品仕様を確認してください。

  1. 綴じ方向を確定する。
  2. 扉・中扉・口絵の候補を台割へ置く。
  3. 各ページの片面・見開き、色、用紙を記す。
  4. 白ページを含む総ページ数を再計算する。

数え方はページ数の基本で確認できます。

短編集での整理例

書名扉を一枚、各作品の前には作品名だけの中扉を置き、カラーイラストは巻頭口絵としてまとめる構成なら、三者の役割が重なりません。反対に各作品が短いのに中扉と章扉を重ねると、本文より区切りが多くなります。章の演出は章扉の見せ方と比較して選びます。

空白ページを削除しない

PDF上で何もないページを「不要」と考えて削ると、以後の左右関係が反転します。意図的な白ページには台割上の名称を付け、ノンブルを見せない場合も管理番号の扱いを決めます。差し替え後は扉の表裏を見開き表示で確認してください。

付属ページの確定検査

  • 各ページの役割を重複なく説明できる
  • 綴じ方向と開始面が台割どおりである
  • カラー・モノクロ、用紙、入稿形式を印刷所へ確認した
  • 白ページを含むページ数とノンブルが合う
  • 綴じ方向に沿って見開きの左右を通読した

最後は単ページ一覧と見開き表示の両方で順序を確認し、扉から本文へ進むリズムが意図どおりの版を確定します。

一次情報

制作前に確認する公式資料

仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。

リンク確認日: 2026.08.31

よくある質問

扉と中扉の両方を入れる必要がありますか?

必須ではありません。扉は本全体、中扉は収録作品や部の開始を強く示したいときに使います。区切りが過剰にならないか、ページ数との兼ね合いで選びます。

カラー口絵を本文の途中へ入れられますか?

印刷商品のカラー対応位置や綴じ方によって制約がある場合があります。台割を確定する前に、利用する印刷所の商品仕様を確認してください。

扉の裏が白紙ならデータから省いてよいですか?

意図した白ページも本のページ順を作る一ページです。印刷所の入稿方法に従い、台割と本文データの両方で存在を明確にします。