目次は、本文で読者が実際に見る章名とノンブルを写した案内であり、本文のページが固まった後に更新して全項目を照合します。組版初期に作った目次をそのまま残すと、差し替えで番号や章名が古くなります。
章一覧を唯一の基準にする
作品名、章名、作者名、掲載順、本文ノンブルを表へまとめます。目次、章扉、柱で表記を変える場合はそれぞれの列を作り、略称を勝手に増やしません。この一覧を台割と照合してから紙面へ流し込みます。
- 章名の漢字、空白、記号が本文と一致する
- 作者名の表記順と名義が合意どおりである
- 掲載順がPDFの順序と同じである
- 目次に載せない扉や奥付を誤って含めていない
空白ではなく段落機能でそろえる
章名と番号の間を全角空白や点の手入力で埋めず、タブ位置とリーダーを設定します。番号が一桁から三桁へ変わっても右端がそろう基準を作り、長い章名が折り返した場合の字下げもスタイルにします。目次のノンブルは本文ノンブルの確定値を使います。
- 最長と最短の章名で見本を作る。
- 番号の桁が異なる項目を並べる。
- 折り返しとリーダーの間隔を調整する。
- すべての項目へ同じスタイルを適用する。
本文差し替え後の更新順
本文を直したら、先に改ページとノンブルを確定し、次に章一覧を更新し、最後に目次を再生成または再入力します。目次だけを先に直すと、後のページ移動で再びずれます。章扉の表記は扉・中扉の整理とも見比べます。
リンクの正しさだけで校了しない
電子的な目次リンクが正しい場所へ移動しても、印刷された番号が誤っていることがあります。PDFの通し番号ではなく、紙面上のノンブルを読み、該当ページへ実際に移動して章名を確認します。
目次を一行ずつ消し込む
- 目次の項目数と章一覧の掲載対象数が一致する
- 各項目の表記が章扉・柱と合う
- 全番号が本文の印刷ノンブルへ到達する
- リーダーと番号列が崩れていない
- 章開始ページの変更を最終版へ反映した
照合した担当者と日付を章一覧へ残し、その後に本文を変更する場合は目次確認も再開する運用にします。
目次から本文へ往復して検査する
目次の先頭から順に該当ページを開き、本文の章名と開始ノンブルを照合した後、本文側から目次へ戻って漏れを探します。
- 目次にあるが本文にない項目
- 本文にあるが目次にない項目
一方向の確認だけで完了にしないことが、改ページ後のずれを見つける近道です。
制作前に確認する公式資料
仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。
リンク確認日: 2026.08.31よくある質問
短編を数本収録する本にも目次は必要ですか?
作品名や作者へ移動する助けになるなら有効です。収録数が少なく扉だけで十分な場合は省けます。読者が本の全体像を把握する必要性で判断します。
目次の点線は中黒やピリオドを手入力しますか?
文字を繰り返すと章名の長さで列がずれます。タブ位置とリーダー機能を設定し、項目名とページ番号の列を一定に保ちます。
PDFのページ番号を目次へ書けばよいですか?
PDF閲覧ソフトの通し番号と、紙面に印刷するノンブルは一致しない場合があります。完成本で読者が見る番号を本文と直接照合してください。



