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柱の入れ方|作品名・章名をどう見せるか

柱に作品名と章名を入れるなら、左右の役割と省略規則を先に決めます。章差し替え後の更新漏れや、扉での残存を防ぐ方法を解説します。

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この記事で整理する判断の流れ
  1. 1柱が必要かを本の構成から判断する
  2. 2正式名と短縮名を一覧にする
  3. 3外すページを先に登録する

柱は飾りではなく、読者が今どの作品・章を読んでいるかを示す案内です。情報を増やしすぎると本文より目立ち、更新を手作業にすると章の入れ替え後に古い名前が残ります。目的、左右の役割、非表示ページを先に決めます。

柱が必要かを本の構成から判断する

長編を章で分ける本、複数作品を収録する本、資料として行き来する本では柱が役立ちます。一方、短い作品や全面イラストが多い本では、ノンブルだけのほうが紙面に合うこともあります。「何を探す読者を助けるか」を一文で説明できる場合に採用します。

  • 左ページは書名、右ページは章名
  • 左右とも作品名で、作者が変わるページだけ作者名
  • 章名だけを小口側へ置く
  • 柱を置かず、章扉とノンブルで区切る

正式名と短縮名を一覧にする

長い章名をページごとに縮小せず、柱専用の短縮形を決めます。正式名、目次表記、柱表記を一つの章一覧で管理し、省略の仕方を統一します。章の切り替わり位置は章扉の設計と合わせて台割へ記します。

  1. 全章の正式名を並べる。
  2. 柱に入れた見本で最長名を試す。
  3. 収まらないものだけ意味の通る短縮形を作る。
  4. マスターページまたは自動変数へ反映する。

外すページを先に登録する

表題紙、目次、章扉、奥付、意図的な白ページでは柱を外すことがあります。ページごとに上から白い図形を重ねて隠すのではなく、柱なしのマスターを適用します。余白と断裁位置は本文余白の設計に従い、文字が端へ寄りすぎないようにします。

章移動後の古い柱に注意

本文を差し替えて章開始が一ページ動いたとき、自動更新されない柱は前章名のまま残ります。章境界の前後二ページを校正対象として記録し、目次と柱を同じ章一覧から照合してください。

柱を確定する全ページ確認

  • 柱の情報が読者の現在位置を正しく示す
  • 左右ページの役割と配置が一貫している
  • 短縮名が章一覧どおりで意味を失っていない
  • 扉・白ページ・奥付で意図どおり外れている
  • 目次、章扉、柱の章名を照合した

最後にPDFのサムネイル一覧で柱の出入りを眺め、本文を通読して内容と名前の一致を確認します。

一次情報

制作前に確認する公式資料

仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。

リンク確認日: 2026.08.31

よくある質問

小説同人誌には必ず柱が必要ですか?

必須ではありません。短編やページ数の少ない本では省く選択もあります。読者が章や作品を移動するときに案内が必要か、紙面の静けさを優先するかで決めます。

左右の柱には何を入れるとよいですか?

片側に書名、もう片側に章名や作者名を置く方法がありますが、収録構成で変わります。読者が現在位置を知るのに有用な情報を選び、一冊で規則を固定します。

章名が長くて柱へ収まりません。小さくすべきですか?

極端に小さくする前に、意味を損なわない短縮形を章名一覧で定義します。省略記号の有無もそろえ、目次や扉の正式名とは区別します。