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トンボと塗り足しを原稿に付ける方法

トンボは仕上がり位置の目印、塗り足しは断裁ずれに備える絵柄です。テンプレートの読み方と、文字を置く安全範囲を整理します。

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この記事で整理する判断の流れ
  1. 1三本の境界を区別する
  2. 2原稿を作る順番
  3. 3書き出したPDFで測り直す

トンボと塗り足しは装飾ではなく、どこで切り、断裁がわずかに動いても白地を出さないための製造指示です。寸法を経験則で決めず、利用する印刷所の商品テンプレートから仕上がり線、塗り足し線、文字を置く安全範囲を読み取ります。

三本の境界を区別する

  • 仕上がり線:完成した本の予定寸法を示す境界
  • 塗り足し線:背景や写真を延ばす外側の境界
  • 安全範囲:文字や顔など切れて困る要素を収める内側の目安

必要な幅や線の扱いは印刷所ごとに違います。まず印刷所テンプレートの使い方を確認し、判型と商品が一致するファイルを選びます。

原稿を作る順番

  1. テンプレートを複製し、ガイドやトンボのレイヤーを動かせない状態にする。
  2. 本文や表紙の完成位置を仕上がり線に合わせる。
  3. 端まで見せる背景、色面、写真だけを塗り足し線まで延ばす。
  4. 文字、ロゴ、人物の顔を安全範囲より内側へ置く。

例えば全面が青い表紙なら、青い背景は外まで延ばします。一方、タイトル文字を同じように外へ広げる必要はありません。断裁で意味が欠ける要素ほど内側へ移します。

書き出したPDFで測り直す

制作画面のガイドはPDFに出ない場合があります。確定PDFを開き、ページ寸法、トンボの有無、背景が指定の塗り足し端まで続いていることを確認します。印刷所がトンボなしの仕上がりサイズ入稿を指定する商品もあるため、「トンボがあるほど安全」とは限りません。仕上がりサイズの点検と一緒に判断します。

後から全体を拡大しない

塗り足し不足に気づいてページ全体を拡大すると、文字サイズ、余白、画像解像度、見開き位置まで変わります。背景だけを元データから延長し、重要要素は所定の位置に保ちます。低解像度の画像を引き伸ばして外側を埋める方法も避けてください。

断裁まわりの最終点検

  • テンプレートの判型と注文商品が一致する
  • 全ページの端まで続く絵柄に塗り足しがある
  • 文字や顔が安全範囲内に収まる
  • トンボのレイヤーを変形・二重配置していない
  • プリフライトでPDF寸法を再確認した

判断に迷うページは、該当箇所を示した画像とともに入稿前に印刷所へ問い合わせ、回答を指示書へ残します。

一次情報

制作前に確認する公式資料

仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。

リンク確認日: 2026.08.31

よくある質問

塗り足しは何ミリ付ければよいですか?

必要幅は印刷所と商品で異なります。一般的な数字を流用せず、利用する印刷所の商品仕様または配布テンプレートに示された寸法を使ってください。

白いページにも塗り足しは必要ですか?

仕上がり端まで白のままなら、延ばす絵柄はありません。ただしページ寸法やトンボの要否は変わらないため、指定テンプレート内で作成します。

トンボの線を自分で描いてもよいですか?

線幅や位置を誤ると仕上がり指示が曖昧になります。制作ソフトの指定機能か印刷所テンプレートを使い、独自に描く前に受付条件を確認してください。