表紙テンプレートは単なる枠ではなく、注文する商品の寸法、塗り足し、背、断裁の基準を持つ設計図です。ファイルだけを転送せず、そのテンプレートを選んだ条件と、どの版が有効かをセットで伝えます。
結論:原本・仕様メモ・確認画像の三点を渡す
印刷所から取得した原本は加工せず、ファイル名も分かる形で保存します。仕様メモには商品名、判型、綴じ方向、本文用紙、ページ数、背幅を書きます。確認画像には表1・背・表4と天地を注記し、デザイナーがソフトを開く前にも取り違えを発見できるようにします。
受け渡し手順
- 注文予定の商品ページから、使用ソフトに合う最新テンプレートを取得する
- 配布元の説明を読み、レイヤー、ガイド、保存形式の注意を仕様メモへ転記する
- 確定した背幅とページ数をファイル名にも記載する
- 原本、仕様メモ、確認用画像、必須文字を一つのフォルダへまとめる
- 受領後にファイルが開け、条件が一致するか返信で確認してもらう
三面の意味が不明な場合は表紙・背・裏表紙を先に共有します。
版管理の具体例
仮の背幅で開始するなら「draft」と明記し、確定版を「final」と呼ぶだけではなく日付と条件を加えます。例として、本文ページ数が変わったら新しいフォルダを作り、旧版には「使用停止」のメモを置きます。チャットで「差し替えました」とだけ送るのではなく、変わった数値と再確認が必要な要素を列挙します。
更新時に再点検する箇所
- 背文字と背の背景
- 表1・表4の基準位置
- 見開きでつながる線や写真
- 加工版と通常印刷の位置合わせ
失敗例
- 別商品の似た名前のテンプレートを送る
- ガイドレイヤーを統合し、意味が分からなくなる
- 共有サービス上で同名ファイルを上書きし、旧版と区別できない
- デザイナーのソフトで開けない形式を締切直前に渡す
最終確認
- 注文条件とテンプレート名が一致する
- 受領者が天地・左右・綴じ方向を説明できる
- 不要な個人情報や別作品の素材を同梱していない
- 入稿PDFの仕様は利用する印刷所の案内で再確認した
受け渡し完了は送信時ではなく、相手が開いて条件を照合した時点です。確認記録を残してからデザイン作業へ進みます。
共有リンクに期限がある場合は、デザイナーの受領後も原本を手元へ保管します。再版や担当交代時に同じ条件を再現できるよう、配布元ページのURLと取得日も仕様メモへ残します。
制作前に確認する公式資料
仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。
リンク確認日: 2026.08.31よくある質問
テンプレートは空のまま送ればよいですか?
元ファイルは変更せず送り、別の確認画像に表1・背・表4の位置を注記します。注文条件を記した仕様メモも添付してください。
AI形式とPSD形式のどちらを選びますか?
依頼先が編集でき、印刷所が受け付ける形式を選びます。ソフトのバージョンや互換性、PDF納品の可否も発注前に確認します。
背幅が変わったら新しいテンプレートだけ送ればよいですか?
変更理由、旧版を破棄する指示、新しい確定ページ数を一緒に伝えます。ファイル名に版と日付を入れ、返信で切り替え確認を取ります。



