本を閉じた正面が表紙、反対側が裏表紙、その間の厚みが背表紙です。印刷用の表紙データでは三面を一枚につなげることが多く、綴じ方向と背幅を誤ると、正しいデザインでも前後が逆になります。
表1・背・表4の部位別用語
表1は一覧や売り場で最初に見えるため、タイトルと作品の核を優先します。背は棚で識別できるタイトルや巻数を、幅に余裕がある場合だけ配置します。表4にはあらすじ、サークル情報、価格表示などを置けますが、必須項目は頒布方法やイベント規定に合わせます。三面がつながるデザインでは、背を越える線や人物の位置が多少ずれても成立する構図にします。
三面を一枚のテンプレートで読む
表紙は表1、裏表紙は表4とも呼ばれます。右綴じと左綴じでは三面の左右関係が変わるため、完成図の記憶ではなく注文する印刷所のテンプレートを基準にします。背は中央へ置くだけでなく、算出された幅の中で文字が安全に収まるかを確認します。
三面データを組み立てる
- 判型、綴じ方向、製本方法、本文用紙、確定ページ数をまとめる
- 注文予定の商品に対応した最新テンプレートを入手する
- 表1、表4、背、塗り足し、断裁線の表示をそれぞれ識別する
- タイトル、著者名、サークル名、年齢区分など必須文字の配置面を決める
- ガイドを外した入稿PDFと、ガイド入り確認画像を別に書き出す
背の算出は背幅を計算する方法、データ受け渡しは表紙テンプレートの渡し方で詳しく確認できます。
部位の取り違えで起こる失敗
- 仮ページ数の背幅でデザインを完成させる
- 表紙と裏表紙を見開きの感覚で逆に配置する
- 断裁線の近くへタイトルやコードを置く
- テンプレートのガイドを表示したまま入稿する
- 背幅変更後に背景だけ伸ばし、背文字を再配置しない
注文条件と総寸法を照合する
- 印刷商品とテンプレートの名称・版が一致する
- 表1・表4の向きと綴じ方向が正しい
- 背幅は確定ページ数から再取得した
- 重要要素が安全範囲内にあり、背景は塗り足しまで続く
確認画像を紙で折って簡易カバーにすると、左右の取り違えと背の向きを発見しやすくなります。最終寸法は利用する印刷所の商品仕様を優先してください。
折った見本には表紙を上にしてタイトルを読み、次に本を裏返して表4の天地を見ます。背文字も本を棚へ立てる向きで読み、平面だけでは気づきにくい反転を点検します。
制作前に確認する公式資料
仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。
リンク確認日: 2026.08.31よくある質問
表1、表2、表3、表4はどこを指しますか?
一般に表1は表紙、表4は裏表紙、表2と表3はそれぞれ表紙・裏表紙の内側です。印刷商品によって印刷範囲が違うため仕様を確認します。
背表紙の文字は何ページから入れられますか?
ページ数だけでは決まりません。用紙、製本、印刷所の算出方法で背幅が変わるため、注文予定の商品仕様とテンプレートで判断してください。
右綴じと左綴じで表紙データは反転しますか?
三面テンプレート上の表1と表4の位置が変わります。自己判断で反転せず、選んだ綴じ方向専用のテンプレートを使います。



