漫画の原稿枚数と本の本文ページ数は同じとは限りません。24ページの漫画にも、扉やあとがき、奥付を置く面が必要です。ネームの段階で台割を作れば、見せ場を見開きへ置く調整や印刷費の確認を作画前に行えます。
全ページを番号で管理する
台割には本文1ページ目から最終ページまでを並べ、各欄へ「扉」「漫画1」「白紙」「奥付」のように内容を記します。見開きの二ページは同じ記号で結び、単独ページと区別します。表紙は本文台割と別枠で管理します。
ネーム前に作る順番
- 印刷所の商品から最低ページ数と増加単位を確認する
- 扉、目次、前書き、あとがき、奥付に必要なページを先に確保する
- 残りを漫画へ割り当て、各話の開始位置と見開きを記す
- 見開き表示でページを送り、意図しない白紙や左右のずれを確かめる
左右の基準が曖昧な場合は、先に右綴じと左綴じの違いを確定してください。
本文32ページの配分例
右綴じ漫画の本文32ページを、扉1、注意書き1、漫画24、あとがき2、ゲスト紹介1、奥付1、調整用2と配分できます。調整用ページを二つ持たせれば、あとがきが一ページ増えても漫画を削らず対応できます。余った場合は無理に絵を足さず、意図した白紙や作品情報として整えます。
大きな見開きは、中央に人物の顔や小さな台詞を置かないことが重要です。綴じ側では絵が沈むため安全幅を確保し、PDFの見開き表示で流れを確認します。
台割が崩れる原因
- 完成した漫画の枚数だけで注文し、奥付を入れる面がなくなる
- 単ページ表示のまま見開きを作り、組み合わせが一ページずれる
- 話の途中へ調整用白紙を入れ、欠落ページと誤解させる
- ページ追加後もファイル名を直さず、台割と入稿順が食い違う
ページを増減したときは変更箇所以降の番号を振り直し、台割、原稿ファイル、PDFを同じ版にします。
校了時の確認
- 漫画以外を含む総数が注文内容と一致している
- 各話の開始位置と見開きが台割どおりになっている
- 意図した白紙には理由が記録されている
- 奥付があり、不要な重複がない
数え方は本文ページ数の基本、目次の設計は目次ページの作り方も参照できます。完成PDFは縮小一覧だけで終えず、見開きの中央、裁ち落とし付近の台詞、ページをまたぐ効果線を実寸でも確認してください。
制作前に確認する公式資料
仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。
リンク確認日: 2026.08.31よくある質問
漫画の開始ページは必ず決まっていますか?
綴じ方向や演出によって望ましい左右が変わります。印刷所の見本と見開き表示で確認し、台割へ明記します。
調整用の白紙はどこへ置けばよいですか?
話の途中を避け、扉の前後、作品とあとがきの間、奥付の前後などへ置き、台割には理由も記録します。
見開き原稿を作るときの注意点は何ですか?
組み合わせを台割で確定し、綴じ側へ顔や小さな文字を置かないよう安全幅を取ります。書き出し後も中央を確認してください。




