サンプルはページ数を多く見せる競争ではなく、購入前に本の読み味を判断してもらう資料です。小説なら文字密度と文体、漫画なら絵柄とコマ運び、写真集なら色と構成が分かる場面を選びます。核心のネタバレを避けつつ、内容が分からないほど隠さないバランスが必要です。
結論:表紙、概要、本文、仕様の順で見せる
最初に表紙、次に短い紹介、続いて代表的な本文ページ、最後に判型やページ数を置くと判断しやすくなります。一枚に詰め込まず、スマートフォンで拡大しなくても見出しを読める画像を複数枚に分けます。
ページを選ぶ基準
- 冒頭または作品の雰囲気が表れる場面
- 通常の文字量・コマ密度が分かるページ
- 収録内容の幅を示す別の章や作品
- 装丁や写真の特徴が伝わる見開き
- 結末や重要な仕掛けを明かさない範囲
小説は一文だけでなく段落を読める量を、漫画は台詞を追える連続ページを選びます。実物との違いを避けるため、初稿ではなく入稿確定版から作ります。
画像を作る手順
- 公開してよいページ番号を決める
- 印刷用データの複製からWeb用画像を書き出す
- 色を画面向けに確認し、適切な容量へ縮小する
- 順番番号や作品情報を余白へ加える
- スマートフォンとPCの両方で表示を確認する
販売先ごとに画像形式、容量、枚数の上限が異なります。公開時点の最新ヘルプに合わせてください。
透かしは本文を塞がない
転載対策としてサークル名や「SAMPLE」を入れる場合、顔、台詞、本文の中央を濃く覆うと購入判断ができません。余白やページ端へ控えめに置き、画像単体でも出所が分かる程度にします。強い透かしでも完全な転載防止にはならないため、公開範囲自体を慎重に選びます。
具体的な組み合わせ
小説本なら、表紙、あらすじカード、冒頭一ページ、会話の多いページ、目次、書誌情報という並びが考えられます。漫画なら、表紙、導入の連続二ページ、絵柄が分かる一ページ、注意書き、仕様です。写真集は小さな一覧だけでなく、一枚を見られる画像も用意します。
商品説明との役割分担は通販ページの情報設計で確認します。
よくある失敗
- 印刷用の巨大画像をそのまま載せ、表示が遅い
- 文字が小さな見開きを一枚へ縮小する
- 未確定ページを公開して実物と内容が違う
- ノンブルや奥付から個人情報が見える
- 別作品のサンプルと順番が混ざる
公開後に差し替える場合、SNSの古い画像も残ることを想定し、誤った価格や日付を画像へ固定しすぎないようにします。
公開前の最終確認
- 本文の特徴と通常の密度が伝わる
- 画像の順序だけで作品名と内容を理解できる
- ネタバレと年齢区分を確認した
- 第三者の素材を告知へ使える許諾がある
- スマートフォンで文字と台詞を読める
- 販売先の最新画像仕様を満たす
イベントと通販で同じ画像を使う場合も、掲載先の表示比率を確認します。表紙の縮小対策はサムネイル設計も役立ちます。
制作前に確認する公式資料
仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。
リンク確認日: 2026.08.31よくある質問
本文サンプルは何ページ載せればよいですか?
固定の正解はありません。文体や絵柄、通常の密度を判断でき、結末を明かさない量を選びます。販売先の画像枚数上限も確認してください。
SAMPLEの透かしはどこへ入れますか?
本文や顔を隠さない余白・端へ、出所が分かる程度に置きます。透かしだけに頼らず、公開するページと解像度も慎重に選びます。
見開きは一枚の画像にすべきですか?
構図が見開き前提なら一枚も用意し、スマートフォン用に各ページ版を追加すると読みやすくなります。販売先の表示比率で実機確認します。


