原稿の次で止まっている人へ。必要な工程だけ外注できます。

アンソロジーを完成させる制作進行表

募集開始から納品までの工程を逆算し、原稿回収、校正、組版、参加者確認、入稿へ無理のない予備日を置く進行表の作り方です。

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この記事で整理する判断の流れ
  1. 1予定表は後ろから作る
  2. 2五か月進行の一例
  3. 3進捗台帳で見る項目

アンソロジーの進行表は、参加者へ原稿締切を伝えるだけでは不十分です。集まった原稿の形式確認、差し戻し、組版、校正回答、表紙と背幅の確定に日数が必要です。頒布日ではなく、検品を終えたい納品日を終点にして逆算します。

予定表は後ろから作る

  1. 納品・検品:不足や破損を確認し、搬入準備を行う日
  2. 印刷所入稿:早割だけでなく通常締切も記載する
  3. 最終承認:本文、表紙、奥付、ページ数を変更しない日
  4. 全体校正:参加者へ組版PDFを渡し、回答を回収する期間
  5. 原稿受付:形式とページ数を確認し、不備を差し戻す期間
  6. 募集・仕様確定:テーマ、原稿規格、費用、権利条件を合意する期間

五か月進行の一例

五か月前に募集要項を確定し、四か月前に参加者と予定ページ数を決めます。二か月前を原稿初回締切、七週間前を不備修正期限、五週間前に組版PDFを配布、三週間前に校正回答、二週間前に最終承認、一週間前に入稿します。残りは印刷と配送の期間です。

参加者が多い、漫画と小説が混在する、特殊加工を使う場合は前倒しします。担当の置き方は合同誌の役割分担と一緒に決めます。

進捗台帳で見る項目

  • 参加者名と連絡先
  • 作品名、形式、予定ページ数
  • 初回提出、不備解消、校正回答の各状態
  • 受領した最新版のファイル名と版番号
  • 掲載順、初出情報、注意事項

状態は「未提出」「受付済み」「要修正」「校正中」「承認済み」のように限定します。承認済み原稿を修正した場合は承認を解除し、再確認が必要です。

遅れを全体へ波及させない

予定ページ数の確認、制作途中の応答確認、締切前の提出案内を分けます。連絡が取れない場合の期限、受け付ける最終日、辞退扱いの条件を募集時に伝えます。

一人の遅延で表紙の背幅まで止めないためページ数には調整枠を設けます。ただし無断で作品を削らず、規約に沿って本人の意思を確認します。

進行表が機能しない例

  • 原稿締切と入稿日が近く、差し戻し期間がない
  • すべての確認が主催一人に集中する
  • チャットの返信を承認とみなし、どの版への回答か分からない
  • 早割締切を絶対期限とし、予備日を別の作業で使う

入稿へ移れる最終条件

全参加者の掲載可否と最新版が確定し、台割、本文PDF、表紙寸法、奥付、注文内容が一致したら入稿へ進みます。再録作品が含まれる場合は再録本の原稿整理も確認します。

一次情報

制作前に確認する公式資料

仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。

リンク確認日: 2026.08.31

よくある質問

原稿締切は入稿の何日前がよいですか?

形式確認、差し戻し、組版、全体校正の日数を積み上げて逆算し、別に予備日を設けます。

参加者への進捗確認は何回行えばよいですか?

参加確定時、予定ページ数の確定時、制作途中、締切前を基本に、回答内容と期限を明確にします。

遅れた参加者のために入稿日を延ばすべきですか?

自動的には延ばさず、共有した最終受付日と対応方針に従います。全体への影響を記録してください。