原稿の次で止まっている人へ。必要な工程だけ外注できます。

デザイナー・校正者のクレジット表記

デザイナーや校正者を奥付へどう記載するか、必須・任意の確認、名前とリンクの扱い、表記例を具体的に整理します。

本文を読む 目次を見る
「デザイナー・校正者のクレジット表記」のメイン画像
この記事で整理する判断の流れ
  1. 1結論:名前・役割・場所を納品前に合意する
  2. 2確認する六項目
  3. 3奥付での表記例

クレジットは感謝の言葉だけではなく、誰がどの工程を担当したかを読者へ示す情報です。ただし、本名を出したくない、成人向け作品では実績を分けたい、リンクは載せたくないなど、希望は人によって違います。善意で名前を掲載する前に、本人へ確認します。

結論:名前・役割・場所を納品前に合意する

掲載名の正確な表記、担当名、奥付または謝辞などの場所、URLやSNSアカウントの有無を尋ねます。表記必須か任意か、匿名または非掲載を希望するかも確認し、正式な回答を保存します。

確認する六項目

  • 掲載する名前・屋号の文字と大文字小文字
  • 「装丁」「本文組版」「校正」など担当名
  • 奥付、謝辞、商品ページのどこへ載せるか
  • URLやアカウントを併記してよいか
  • 成人向けを含む作品名と結び付けてよいか
  • 再版や電子版でも同じ表記を使うか

依頼プラットフォームや個別商品に指定がある場合は、最新の説明・規約を優先します。

奥付での表記例

装丁・表紙デザイン:掲載名

本文組版:掲載名

校正協力:掲載名

実際に行った工程だけを書きます。校正者が内容監修をしていないなら「監修」と広げません。複数人の場合は、順序に序列の意味が出ないよう、担当別または依頼順など基準を決めます。奥付全体は同人誌の奥付で確認できます。

依頼から掲載までの手順

  1. 見積もり時にクレジット要否を確認する
  2. 掲載名と担当名をコピーできる形で受け取る
  3. 初稿の奥付を本人にも確認してもらう
  4. 入稿前に誤字、リンク、役割を再点検する
  5. 商品ページや電子版へ転用する際は範囲を見直す

名前の表記揺れを防ぐため、プロフィールから推測して手入力せず、本人の指定を原文のまま管理します。

実績公開とは別に考える

本へ制作者名を載せる許可と、制作者が表紙や本文をポートフォリオへ載せる許可は別の話です。公開日、掲載できる画像、ネタバレ、成人向け表示をそれぞれ合意します。クレジットがあるから自動的に実績公開できる、またはその逆とは考えません。

利用条件全体は著作権と利用範囲も参照してください。

失敗例:SNS名を勝手に載せる

現在使っているアカウントでも、仕事用ではない、検索されたくない、将来変更する予定がある場合があります。リンク切れやなりすましを避けるため、URLを載せるなら納品時点で本人に確認します。紙面では更新できないため、名前だけにする選択もあります。

入稿前チェック

  • 掲載の可否と必須条件を確認した
  • 名前を指定どおり記載した
  • 担当範囲を誇張していない
  • リンク先と成人向け作品への紐付けを了承済み
  • 再版・電子版での扱いを記録した

誤記に気付いた場合は黙って増刷まで待たず、本人へ事実と対応案を伝えます。頒布後の修正方法は正誤対応に沿って選びます。

一次情報

制作前に確認する公式資料

仕様・利用条件など、この記事で扱う確認事項に関係する一次資料です。デザインや編集上の判断そのものを保証するものではありません。制作前に利用先の最新条件を確認してください。

リンク確認日: 2026.08.31

よくある質問

外注した人の名前は必ず奥付へ載せますか?

契約や依頼先の条件によります。必須表記があるか確認し、任意の場合も掲載・匿名・非掲載の希望を本人へ尋ねます。

SNSアカウントも一緒に書いてよいですか?

本人が掲載を希望し、正しいURLを指定した場合にします。紙面では後から直せないため、名前だけにする選択肢も含めて確認してください。

校正者はどの役割名で表記しますか?

実際の作業に合わせて「校正」「校正協力」などを本人と決めます。内容の正確性を保証していない人を「監修」と表記しないようにします。